2018年04月06日 09:28更新

江戸時代中期から高田藩の藩主だった榊原家所蔵の書や絵画などの展示会が6日から上越市大手町の榊神社ではじまった。

孝明天皇から榊原家14代当主 政敬が下賜された太刀

この展示会は、今年が戊辰戦争から150年であることにちなみ、廃藩置県まで高田藩の藩主だった榊原家について知ってもらおうと、旧高田藩和親会が開催している。会場には榊原家で高田藩の藩主だった9代目当主 政永から14代目当主 政敬まで、藩にゆかりのある書や絵画など13点が展示されている。

家督記

家督記は9代目政永から10代目政敦に代替わりした際につくられたもの。上・中・下の3冊あり、相続の内容や姫路城から高田城に移った際の記録などが書かれている。

主催する旧高田藩和親会の長谷川浩 事務局長は「普段目にしない古文書を見て、歴史がどのように継承されたか理解してもらえれば」と話している。

榊神社では歴代藩主展と同時に藩主ゆかりの雛人形も飾られている。江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の孫 喜佐子が榊原家16代目当主 政春に嫁いだ際に持参したもので、平成24年3月に新潟県の文化財に指定されている。また、喜佐子が結婚式で着た振袖も飾られている。

高田藩榊原家歴代藩主展＆第3回雛人形展　入場無料
■日時：4月6日（金）～4月22日（日）午前10時～午後4時
■会場：榊神社（上越市大手町 高田郵便局向かい）