2018年03月27日 17:34更新
今年7月リニューアルオープンする上越市立総合博物館の内部が27日、上越市議会に事前公開された。
上越市立総合博物館は、昨年7月から市が約5億3,000万円をかけ、リニューアル工事を進めてきた。
入館してすぐ、1階ラウンジには上越市の1/5500の航空写真が展示されている。写真は一戸一戸の家もわかるほど精細なもので、博物館では学校教育に活用してほしいと話している。
館内に展示される航空写真や地図には、QRコードがついていて、スマホなどで読み取るとその地域の歴史が詳しく表示される仕組みになっている。
2階は有料の常設展示。このうち、上越地方の歴史展示では戦国時代から現代までの移り変わりを、模型やプロジェクションマッピングなどで紹介している。
こちらのコーナーでは、古い絵図を拡大してみることができる。高田城周辺の地図など、歴史的資料をはっきり細かいところまで把握できる。また、3階の屋上からは、高田公園を一望でき、三重櫓やお堀の様子を楽しめる。
視察した市議会文教経済常任委員会の滝沢一成委員長は「パネルの作り方、照明、それぞれの仕掛け想像以上に良いデザインだった。これはいけると感じた。」と期待を示した。また、総合博物館の宮崎俊英館長は「地図の前に立っただけで、視察した議員からいろいろな話が出てきた。来場者にとっても、みなさん同士でいろんな話ができる場になる」と施設の完成に自信をのぞかせていた。
施設は、上越市立歴史博物館としては7月21日(土)にリニューアルオープンする予定だ。
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