2017年11月29日 10:07更新
新潟工科大学が中心となり上越と柏崎の商工会議所の会員企業でつくる産学交流会が28日、上越市頸城区のステンレス加工会社、シゲル工業株式会社を視察した。
産学交流会は新潟工科大学が中心となり、上越・柏崎の商工会議所に登録している企業約4,000社が加盟している。会では地域産業の発展を目的に毎年、上越と柏崎の地元企業を交互に視察、情報交換している。
この日は上越、柏崎の会員59人が上越市頸城区のステンレス加工会社、シゲル工業株式会社を訪れた。同社では台所用ステンレスシンク製品「JS15シンク」を製造している。この製品は去年、上越市から優れた工業製品としてメイド・イン上越に認定されている。従来の製品よりもコーナーの丸みを小さくし、直角に近くなっている。そして従来のプレスでは出来なかった深さを実現している。シンクを深くすることで、2段の棚に洗い物を置くことも可能になった。視察ではこうした立体的な製品を開発するための企業努力の過程が紹介された。
その後、工場でステンレスが機械で曲げられたり、プレスされ、シンクの形に加工される工程を視察した。
参加者は「業種は違うが、参加になるところが必ずあると思い、勉強させてもらった」「取組みの苦労を聞けた。自分たちのことに置き換えたい」と視察の成果を感じていた。
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