2017年11月27日 13:02更新
高校生の溶接技術を競う県大会が、来月新潟市で開かれる。上越総合技術高校からは2人の生徒がチャレンジする予定で、優勝と準優勝を目指して連日練習を重ねている。出場するのは、機械工学系の2年生渡辺凌矢さんと1年生の長嶺旭さんの2人。
渡辺さん
長嶺さん
2人が出場するのは県内の工業高校で選抜された生徒が溶接技術を競うコンクールで、上位2人が関東甲信越大会に出場できる。渡辺さんは去年もこのコンクールに出場したが3位にとどまり、関東甲信越大会への出場はかなわなかった。2人は高校の部活動として9月から本格的に溶接を練習。今月に入ってからは週に一回上越テクノスクールにも足を運び、専門の指導員から手ほどきを受けてきた。
コンクールの課題は、厚さ9ミリ幅15センチの2枚鉄板をアーク溶接するもの。制限時間30分以内に確実にきれいに仕上げなくてはならない。上越テクノスクールの指導員によると、放電する火花のなかで溶接する場所を正確に捉え、高熱で溶けていく金属の棒の減り具合を感覚でつかみながら溶接するには熟練が必要とのこと。ちなみにこの技術を身に付けていると企業から引き合いがくるほど、就職に有利なのだそうだ。長嶺さんは「渡辺先輩の良いところを見習って技を盗みたい。今年は、先輩が1位 僕が2位になれば最高。」 渡辺さんは「去年より良い状態。1位2位を目指し頑張りたい。」と決意を語った。
2人が所属する部活の顧問は、「2人ともやる気がある。最後まで集中力が続けば1位2位に入る力がある。」と期待する。高校生溶接コンクールは、12月6日(水)に新潟テクノスクールで開かれる。
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