2025年01月22日 20:44更新
今年の春、高田城址公園観桜会が100回目を迎えるのに合わせ、市内の小中学生向けのアニメが制作されることになりました。テーマは「サクラを未来に残す」です。企画した「上越市文化発信実行委員会」では、制作資金を協賛やクラウドファンディングを通じて23日(木)から募ります。目標額は400万円です。
去年の観桜会
アニメを企画したのは高田文化協会と、映像制作などを手掛ける上越市のバーツプロダクションで作る「上越市文化発信実行委員会」です。タイトルは「とびだせ上越~100年桜」、テーマは「サクラを未来に残す」で、対象は市内の小中学生です。
上越市文化発信実行委員会 飯田孝浩 事務局長
「100年間続けるのは大変。長い間には木が枯れかけたり、市民が一生懸命木の世話をしてつなげてきた。その思いを100年間続けていくには、今の若い世代にもよさを実感してもらう使命感を持ってもらうことが大事」
CAMPFIREホームページ
物語は、サクラが植えられた経緯について旧日本軍が関わったとされる一方、もう1つの真実があったという設定です。サクラの精霊ナオが花見をしようとする人たちを拒んでサクラが散る中、上越の精霊タカミがサクラは市民が大切にして手入れをしてきたことを伝えようとします。
cocolaホームページ
アニメの長さは5分です。史実にファンタジー要素を加え、サクラが100年間大切にされてきた理由を学べる内容になっています。制作はアニメ「ONE PIECE」などを手掛けた経験がある柏崎アニメスタジオです。タカミ役の声優は上越市出身の宮原颯希さんです。主題歌と音楽は長岡市出身の「ひなた」が務めます。
上越市文化発信実行委員会 飯田孝浩 事務局長
「史実にのっとった作りになっているが、ファンタジーで高田公園の精 サクラの精がいろいろな思いを寄せながら みんなで守ってきた」
cocolaホームページ
実行委員会では制作資金を集めるため、協賛をフリーペーパー「cocola」のホームページで受け付けます。同時にクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でも資金を募ります。期間は23日(木)から来月28日までで、目標額は400万円です。個人は3000円、企業、団体は3万円から寄付できます。
cocolaホームページ
返礼品は高田の夜桜をイメージしたサクラ風味のバターケーキや、アニメのエンドクレジットに名前が表示されるなど、募金の形式や額によって異なります。
アニメは観桜会が始まる前の3月後半にユーチューブで公開される予定です。
上越市文化発信実行委員会 飯田孝浩 事務局長
「スポンサー企業にホームページなどでも紹介できるようにしたら皆さんに見ていただける。思いを今後100年間続けていきたい。温かい声援をいただけるとありがたい」
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