2024年12月20日 18:35更新
県教育委員会は県内の中学校を卒業する人の数が想定を上回る早さで減っていることを受け、上越地域にある高校の学級数を来年度から令和16年度までの10年間で、39から27に減らす方針であることが分かりました。これに合わせ、19日(木)上越市で住民などを対象にした説明会が開かれました。
県教育委員会では県内の中学校を卒業する人の数が想定を上回る早さで減っていることを受け、学校や学級の規模を見直して新しい学校づくりを目指す「県立高校の将来構想案」をこのほど発表しました。それによりますと、県内で来年春に中学校を卒業する人は、1万8300人ほどで10年後の令和16年春には1万4000人ほどとおよそ4300人減る見込みです。
構想案では県内を6つのエリアに分けて高校を再編します。このうち上越地域は学級数を来年度の39から令和16年春までの10年間で27に減らす方針です。一方、学校の数は来年度12校ですが、10年後は示されていません。
学科は普通科や専門学科系が減る一方、新たに「セルフデザインハイスクール」が2学級、設置されます。「セルフデザインハイスクール」は多様な学習ニーズに応えるため、従来の通学とオンラインによる通信制課程を選べるのが特徴です。このほか1つの学校の中で農業、工業、商業の専門学科が学べる「産業高校」の設置も検討されています。
一方、県内全体では学校の数が来年度の86校から10年後には22校少ない64校に減る見込みです。県では構想案の説明会を12月5日から県内10か所で順次、始めていて、上越市では19日開かれました。
参加者
「行ってよかった、こういう学校なら行きたいと早いうちに示していかないと。今小学生の子どもたちが、この辺の学校に行きたくなるよう示してほしい」
「多様化の中で本人がここに行きたいと選択できるように、情報提供を県に示してもらいたい」
県教育委員会では構想案に関する意見を来年1月6日まで募集しています。詳しくは県のホームページなどをご覧ください。
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