2024年12月18日 09:48更新
高校生が学校や自宅以外に集まれる場所を作ろうと県立新井高校の生徒などが、えちごトキめき鉄道の新井駅にあった学生専用の自習室を「みんなの寄り道BASE」として15日(日)にリニューアルオープンさせました。 企画の中心になった新井高校2年生の岡田七海さんは「高校生が目標や夢に向かって仲間と一緒に勉強などができる場所になれば」と利用を呼びかけています。
「みんなの寄り道BASE」は、新井駅のホームにあった学習専用の自習室「Study(スタディ)オアシス」をリニューアルさせてオープンしました。自習室は新井高校の生徒からの要望を受け、元々会議室だった部屋を活用して去年2月に開設されましたが、利用が伸び悩んでいました。
新井高校2年生 岡田七海さん
殺風景な中に机と椅子があるだけで入りにくかった。リニューアルをしてより多くの人に利用してもらおうと思った」
そこで新井高校の生徒が中心になり、立ち寄りやすい雰囲気を作ろうとリニューアルの準備を10月から進めてきました。まず取り組んだのは壁の色やカーテンを変えることです。
壁は妙高市の壁画アーティスト、野口佳代さんに協力してもらいながら、壁一面に妙高の四季をイメージして色を塗りました。
新井高校 生徒
「天井は窓側から朝・夕方・夜をイメージしている。ふだん天井をあまり見ることはないけどここでは注目してほしい」
新井高校2年生の岡田七海さん
「妙高市の自然を意識したものやみんなが楽しくなれることがコンセプト」
また机やイスを一部、入れ替えました。使われなくなった学校のイスや机を妙高市から提供してもらい、生徒が赤や水色などの色を塗り、カラフルに仕上げました。
えちごトキめき鉄道 藤山育郎 代表取締役専務
「高校生から提案をもらって本当にありがたい。壁には春夏秋冬を表しているのはよく考えていると思った。どんな使い方が駅として良いか地域の人からも知恵を出してもらってこういう取り組みが他の駅にも広がるとありがたい」
この日はお披露目のイベントが開かれ、新井高校のバンド演奏やダンスチームによるパフォーマンスなどが披露されました。
新井高校2年生の岡田七海さん
「今後、利用する高校生の好きなことができる場所、挑戦の一歩としてこの場所が活用されると嬉しい」
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