2024年11月16日 07:00更新

本格的な降雪シーズンを前に、県と上越市による合同の除雪出動式が15日（金）に開かれました。

この冬、上越市内で除雪の対象となる道路は県道が546.5キロメートル、市道が1771キロメートルです。除雪にあたるのは県道と市道を合わせて昨年度と同じ118社、除雪車などは合わせて649台です。

県と市では3年前のような大雪で人手が足りなくなった場合、除雪業者を融通し合うなど連携することにしています。

出動式では県と市の代表が決意を述べました。

代表
「全てのオペレーターおよび従業員は安全確認と自らの健康管理に気を付け、交通安全、第三者災害、労働事故の防止撲滅、安全安心な作業を行います」

市によりますと、今年度、市道の除雪にあたるオペレーターの数は757人で昨年度よりも21人増えました。しかしおよそ半数が50代以上で高齢化が進んでいるということです。

市では今年度、雪に埋もれている障害物などの位置を知らせる「除雪支援システム」を搭載した除雪車を2台増やし、合計4台で実証実験を行います。

上越市都市整備部 道路課 雪対策室 山邉志信室長
「新たな担い手確保として、資格取得の補助金を準備。ITやDXによる省力化や熟練の技術者がいなくても運転できる取り組みを進めている」

15日は20年以上除雪を担当したオペレーター４人が功労者として表彰されました。

サンコー　石井功二さん
「若い人を入れているが育っていかない。若い人に頑張ってもらいたいという気持ち」

上越市都市整備部 道路課 雪対策室 山邉志信室長
「大雪になった場合、どの順番で除雪をするのか、除雪事業者との計画にのっとり除雪をする。大雪との予報が出ている。気を引き締めて除雪に取り組んでいきたい」

上越市は来月1日から除雪対策本部を設置し、除雪車の稼働状況が確認できるマップや除雪の注意点などをホームページに掲載します。