2024年07月19日 18:58更新
上越市の中川市長が、先月の市議会で高卒者に対する不適切な発言をしたことについて、19日(金)上越市議会の臨時会で「辞職勧告決議案」が提出され、賛成多数で可決されました。
中川市長は先月の市議会定例会で、市内に工場を構える大手化学メーカーに対し「工場は高校を卒業したレベルの人が働く。頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言をしました。その後、発言を撤回し企業に謝罪しましたが、現在まで市には300件以上の批判の声が寄せられているということです。
これを受け、19日(金)の上越市議会臨時会で、市議会最大会派の久比岐野の橋本洋一議員から「辞職勧告決議案」が提出されました。採決の結果、出席議員31人のうち賛成が25、反対が6で、賛成多数で可決されました。この決議に法的拘束力はありません。
議会終了後、中川市長は報道陣の取材に対し「辞職勧告は大変重く受け止めている。少し時間をいただいて、(進退など)私の考えを改めて伝えたい」と話しました。
また市長は、失言を繰り返したことに対し、自身に強い戒めが必要だとして、5か月分の給料を全額カットするとした条例改正案を臨時会に提出しましたが、市議から「何かある度にお詫びの繰り返しで、市長の発する言葉の重さが分かっていない」、「お金で解決するのではなく、一度退いて出直すべき」などの意見が相次ぎ、賛成なしで否決されました。
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