2024年06月27日 17:06更新
上越市の中川市長が、今月18日に企業誘致を巡って市議会で不適切な発言をしたことについて、市長は27日(木)の記者会見で、自身の処分について給料の減額を考えていると話しました。
中川市長は今月18日、企業誘致を巡る市議会の一般質問で、市内にある大手化学メーカーについて「工場は高校を卒業したレベルの人が働く。頭のいい人だけが来るわけではない」と発言し、「差別ではないか」など議員から問題視する声が上がりました。
その後、市には市内外から電話やメールで抗議や苦情などが相次ぎ、職員が対応に追われました。その数は、26日時点で250件ほどです。
中川市長
「伝えたいことを話すときに、他者への配慮を忘れずにことばを選びながら伝えないといけないが、思慮が足りずに不適切な発言になってしまった」
こうした事態を受け、市長は27日(木)の記者会見で、自身の処分については給料の減額を考えていると述べました。 減給の額や時期などはまだ決まっていないということです。
中川市長
「処分については、市民や全国の皆さんからさまざまな意見をいただいている。意見を重く受け止めて、給料の減額を検討している」
記者から、辞職はしないかと問われると…
中川市長
「はい。今までのことを深く反省しながら、誠心誠意職責を全うしていきたい」
会見では、終始手元にある用紙を見て話し、記者からの質問に対し答弁が噛み合わない場面が多く見られました。
記者
「ずっと原稿を見ているが、危ないことを言ってしまうのが怖いのか」
中川市長
「深く反省していることを重ねてお伝えしなければならない」
記者
「不適切発言はこれが最後?」
中川市長
「そうなるように努力する」
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