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高士地区で「新之助」田植え 去年の猛暑で栽培面積増やす

2024年05月30日 16:38更新

去年夏の猛暑や水不足で、上越産のコメの収穫量は全国で最低水準となりコシヒカリの一等米比率が大きく下がりました。こうした中、上越市妙油でコメ作りをしている株式会社「花の米」では今年、高温に強いとされる晩生品種「新之助」の栽培面積を1ヘクタール増やし、暑さに負けないコメ作りに取り組んでいます。

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花の米では、高士地区の田んぼおよそ40ヘクタールで、コシヒカリを中心に7品種のコメを栽培しています。田植えは今月7日から始まり、29日(水)は晩生品種「新之助」の苗を植えました。 

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花の米によりますと、去年収穫した「コシヒカリ」は猛暑の影響で等級が下がり、ほとんどが2等米か3等米でした。一方で「新之助」は高温に強くすべて1等米でした。これを受けて、今年はコシヒカリを10ヘクタールから6ヘクタールに減らし、新之助を1ヘクタール増やしました。

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花の米 黒川義治 代表取締役社長
「新之助は、新しい品種で高温に強い。新之助や他の品種が需要があるので転換している。(新之助)粒が大きくて食べごたえ、見た目もきれいでお客様の評判もいい」

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このほか、業務用米の「あきだわら」を2ヘクタール増やすなど、コシヒカリだけに頼らない栽培で高温障害などのリスクを分散したいということです。

花の米 黒川義治 代表取締役社長
「稲づくりは何年やっても作り出すときは1年生。ことしはどういう病気がはやるのか、どういう天候なのか見えない。新之助は1等米でないとうたえない。できるだけ1等米で新之助とうたえるようなコメ作りを頑張りたい」

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新之助の稲刈りは9月下旬に行われます。 

花の米の「新之助」は、おととし東京で開催されたコメのコンテスト「東京米スターセレクションKIWAMI米コンテスト」で最高金賞を受賞しました。今年も収穫したコメを出品し、受賞を目指したいということです。

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