2024年05月15日 17:36更新
妙高市立新井北小学校の児童が田んぼにイネで文字や絵を描く田んぼアートを作ろうと、14日に田植えをしました。今年描くのはあの、世界で活躍する野球選手です。
田んぼアートに挑戦したのは、5年生35人です。描くのは、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手がホームランを打つ姿です。作品の大きさは、縦19メートル、横15メートル。あらかじめ張られたロープに沿って、コシヒカリの苗を植えていきます。
児童は「顔を左右対称になるように工夫した」「みんなに大谷翔平と分かるように、みんなでおいしく食べられるコメにしたい」と作業を進めていました。
田んぼは妙高市栗原の農業、古川賢一さんが提供したものです。地域と学校の交流を深めるとともに、子どもたちに農業への関心を持ってもらおうと、使わなくなった田んぼで20年前から続けてきました。
これまでに、テレビ番組のキャラクターをはじめ、力士やサッカー選手など、その年に話題になったものをテーマにしています。
児童は泥に足を取られながらも1時間30分ほどで田植えを終えました。
完成後、児童は「けっこう上手にできた。似ていると思う。大谷選手に見てもらえたらうれしい」と満足そうに作品を眺めていました。
田んぼを提供した古川賢一さん
「コメの大切さを知ってもらうために毎年やっている。大谷選手が、ホームランを打つたびに田んぼアートの大谷さんを思い出してもらえれば幸せです」
2カ月ほどするとイネが伸び、絵の全体像が分かるようになるということです。田んぼはこの後、古川さんが管理して、9月中旬に児童が稲刈りをすることになっています。
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