2024年04月25日 15:16更新
きめ細かく寄り添います
高齢者の健康や介護などの相談に応じる「地域包括支援センター」が上越市春日区に新しく設けられ、今月1日から業務を始めました。
新たに開設されたのは「かすが地域包括支援センター」です。事務所は木田新田の上越総合福祉センターにあります。
地域包括支援センターは健康、介護、障がいや生活に困ったことなどの悩みに応じる相談窓口です。高齢者に限らず18歳以上であれば誰でも利用できます。
春日区の相談は、これまで有田区と合わせて下門前にあるセンターで受け付けていました。春日区の人口は2万2000人あまりで、区別では市内で2番目に多くなっています。このうち65歳以上の高齢者の割合は2割ほどで、市の平均と比べて10ポイントほど低くなっていますが、今後、増えることが見込まれています。
このため、より細かい支援が行き届くようにセンターを今年度から分割しました。今月1日から社会福祉士や保健師などスタッフ6人が相談に応じています。
大山真鶴佳 センター長
「誰もがどんな状態になっても、住み慣れた地域で自分らしく生活を続けられるよう支援する役割。関係機関と手を携えながら、その役割を果たしていけたら。少しでも早く介護の相談をしてもらえると、より介護予防につながる」
センターによりますと、春日区には県外から賃貸のアパートなどに引っ越し、長年暮らして高齢者になっている人も多く「身寄りがない」といった相談が多く寄せられるということです。
大山真鶴佳 センター長
「身よりがないことから、入院入所について課題がでてくることも。病院や行政と相談してなんとか支援につなげている」
センターでは高齢者を支える若い世代にも地域包括支援センターを知ってもらい、介護予防に繋げてほしいと話しています。
お近くのセンターについては上越市のホームページをご覧ください。
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