2024年04月25日 08:38更新
能登半島地震の被災地を支援しようと、上越市の墨画家 笹川春艸さんが自身の作品を販売して、売り上げの一部を寄付するチャリティ展示会を上越市本町5丁目のギャラリー祥で開いています。
この展示会は上越市頸城区出身の墨画家 笹川春艸さんが企画しました。
会場には妙高山やはさ木の風景や、ツバキ、サクラの花などを描いた墨画80点が飾られています。
なかには笹川さんが初めて描いた動物の作品もあります。
今年1月1日の能登半島地震では、上越市で最大震度5強が観測されました。笹川さんはこの時、高田地区の自宅にいて大きな揺れを感じました。
笹川春艸さん
「激しい揺れを初めて体験。本棚がほとんど倒れて本が放り出された。山積みになったまま」
上の写真は、石川県輪島市の海岸沿いにある棚田「白米千枚田」の風景を描いた作品です。
笹川さんがかつて実際にこの場所を訪れスケッチしました。
能登半島地震のあとテレビで連日放送される輪島市の被害を見て何か力になりたいと、初めてチャリティ展示会を開きました。
笹川 春艸さん
「被災地は家屋もない。寒空で水もない。支援の物資も届かない状況がずっと続いていて気の毒。私にできること…絵で何かできないかな」
作品は価格を抑えて買いやすくしようと、はがきサイズなど小さいものを中心にそろえました。売り上げは必要経費を除き、被災地に寄付されます。
また会場には募金箱があり、500円以上募金するとポストカードがプレゼントされます。
笹川 春艸 さん
「皆さんの気持ちが直に現地に届くようなルートを聞いている。早く生活が復活できるような使い方を、現地の自治体で考えて使ってもらえれば」
チャリティ展示会は4月28日(日)まで、上越市本町5丁目のギャラリー祥で開かれています。
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