2024年04月10日 17:02更新
屋根の一部がない観光バスの試乗会が5日(金)に上越市高田地区で行われました。中川市長や上越地域の観光関係者などが参加し、高さ3メールほどの座席から高田城址公園のサクラや雁木通りなど、いつもとは違う視点からの風景を楽しみました。
観光バスの名前は「宙バスⅡ」です。高さは3.7メートル、49席あり、このうち21席は屋根や窓がないため、風を感じながら風景を楽しむことができます。
デザインは妙高市在住の現代アート作家 佐藤葉月さんが手がけました。タイトルは「ハッピーホリデー」です。
「宙バスⅡ」は今年2月に完成しました。新発田市の旅行会社、ケー・オー・ケー・ケーが運行します。4月5日(金)上越市高田地区で初めての試乗会が行なわれました。参加したのは中川市長や上越地域の観光協会など40人ほどです。
この日はちょうどサクラが開花した高田城址公園や、大町、本町の雁木通りなどを走り、参加者はいつもとは違った高さから風景を楽しみました。
上越観光コンベンション協会 小池 兼一郎 事務局長
「実際に乗ってみて視線の違いに驚いた。ふだん見られない風景が見られた。いろいろな角度で見られて楽しかった」
試乗会は高田城址公園観桜会が来年100回目の節目を迎えることや通年観光計画に生かそうと、市と上越観光コンベンション協会がケー・オー・ケー・ケーに依頼しました。市などでは来年の観桜会などで市民や観光客向けに走らせることを検討するということです。
上越観光コンベンション協会 小池 兼一郎 事務局長
「妙高市中心に外国人来ている。これからインバウンドで人が増える。いろいろな形でどのような需要があるか調べて検討したい」
ケー・オー・ケー・ケー 小柳はじめ 代表取締役
「ガラス越しではなく生の空気でダイレクトに見られるのはお金に代えられない魅力。そこがポイント。圧倒的な景色までは普通のバスとして絶景だけ。外に行く使い方ができる」
「宙バスⅡ」は観光バスの2代目で、初代は2019年から屋根のないバスとして新潟市を中心に日本海側で初めて走り5年間で7000人が利用したということです。「宙バスⅡ」は屋根を一部設けたことで、天気が崩れた場合にも対応でき、上越や魚沼エリアまでの長距離を移動できるようになりました。
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