2024年02月19日 17:46更新
上越市の来年度一般会計予算案は1023億円あまりと今年度より8パーセントほど増えました。市では能登半島地震を受けて、各町内会や自主防災組織を対象に、避難に必要な道具の購入費を補助します。また、木造住宅の耐震化を支援するなど、災害対策を進めることにしています。
中川市長
「第一は能登半島地震の復旧について早急に対応を進めていかないといけない。力を入れていきたい」
上越市は能登半島地震を受け災害対策に取り組みます。具体的には各町内会や自主防災組織を対象に、車いすやリアカー、トランシーバーなど避難に必要な道具を購入する補助におよそ2000万円。また今回、津波被害のあった港町で高齢者や、障がいのある人が自力で避難できなかったことを受け、避難に支援を必要とする「要支援者」の個別の避難計画を立てるための費用に100万円。木造住宅の耐震化を進めるための支援におよそ3190万円が盛り込まれました。
さらに、津波が想定される地域の屋外に、避難を呼びかける高性能スピーカーが設置されます。予算はおよそ1億円です。
また中川市長が公約の柱としている通年観光計画がいよいよ4月から実施されます。計画では来年度から2030年度までの7年間をかけて季節に頼らない観光を目指し、春日山、直江津、高田の3地区を中心とするエリアを整備することにしています。このニーズ調査や基本構想の作成などに8600万円あまりが盛り込まれました。
中川市長
「できるだけ(任期)途中の期間でも実績を上げられるような内容にしたい」
予算案は3月議会で提案されます。
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