2024年01月30日 16:55更新
今月1日に発生した能登半島地震で、直江津港佐渡汽船の駐車場やカーフェリーの車の乗り入れ口付近の路面が液状化により陥没したり、亀裂が入るなど大きな被害を受けました。県は今年3月29日からのカーフェリー「こがね丸」の運航開始に向けて、急ピッチで調査と工事を進めます。
能登半島地震の液状化現象によって直江津港佐渡汽船の駐車場や、カーフェリーの車の乗り入れ口周辺は、路面が陥没し、最大で25センチほど地盤が沈みました。亀裂が至るところに走っており、被害は広範囲に見られます。
こうした状況から、県は佐渡汽船ターミナルで、工事に入る前の調査点検を今週から始めました。
30日(火)は、建設事業者など作業員6人が陥没が生じた場所のアスファルトを切断したり、ズレの大きさを測量して記録していました。工事は、主に佐渡汽船の駐車場3000平方メートルと、船に車が乗り込むために待機する場所の路面600平方メートルで行われます。被害があった周辺一帯のアスファルトを一度はがし、土を入れ直して固めることで地盤を補強し、最後にアスファルトを打ち直します。
直江津港湾事務所 玉井宣雄 次長兼業務課長
「埋立地は地震があると液状化が発生する。広範囲に渡るが、直していかなければならない」
現在、直江津―小木航路は冬の期間運休中です。県はカーフェリーの運航開始を予定している3月29日に間に合うよう、佐渡汽船と相談をしながら復旧工事を進めていきます。
直江津港湾事務所 玉井宣雄 次長兼業務課長
「完全な復旧ではなくても、安全に車と人が乗り降りできるような状態に。3月29日の再就航に間に合わせたいと考えている」
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