2023年12月28日 16:31更新
もっと速く!もっと強くなりたい!
スキーのクロスカントリーに取り組む上越市と妙高市の中学生が、年明けに行われる地区大会に向け、年末恒例の強化合宿に挑んでいます。
合宿には、スキーに取り組む上越市と妙高市の5校から16人が参加しました。その多くが、県の選抜には選ばれなかったもののさらなる実力アップを目指す子ばかりです。
合同練習のねらいは、競技人口が減り選手が1人だけの学校もあるなか、切磋琢磨してもらうためです。
指導は学校の顧問のほか、卒業生が協力しています。27日(水)は妙高高原中学校の卒業生で2006年のトリノオリンピックに出場した駒村俊介さんも指導にあたり、生徒たちと一緒に滑り近くで動きを見ながら、板の踏み方や腕の振り方などをアドバイスしました。
駒村さんは、腕の振り方について「うでを支点にすると狭い筋肉しか使えないが、肩を支点にすれば背中など大きな筋肉も使えてパワーが上がり効率も良くなる。もっと肩を大きく動かして」と指導していました。
指導した駒村俊介さん
「今の子どもたちは、背が大きいのに滑りが小さい。体を使って大きく滑れるように指導したら、すぐに変化が見られた。地元の子どもたちが頑張っていると町も明るくなる、頑張って明るいニュースを届けてほしい」
昨シーズンは、上越市と妙高市から9人が全国大会に出場しました。また、都道府県対抗の選抜リレーでは新潟県の男子チームが優勝し、1走と3走を地元の選手が務めました。今シーズンはより良い成績を目指し、地域一体となって練習や指導に気合が入っています。
中郷中学校2年生 相浦友哉さん
「後半疲れてくるとフォームが乱れるので、きれいなまま最後までスピード上げたい。今シーズンの目標は全国大会に出場すること」
中郷中学校 関原駿監督
「少雪でなかなかスキーに乗れていないが、焦らず滑っていってほしい。上越地域から1人でも多く全国大会に出場し、活躍する選手になってほしい」
生徒たちは29日(金)~30日(土)、十日町市で合宿を行ないます。年明け来月5日(金)からは、妙高市赤倉地区でシーズンの開幕戦「上越地区中学校スキー大会」に臨みます。
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