2023年12月21日 09:33更新

事業用物件の内装工事などを手がけていた、上越市栄町の株式会社上新技建が12月1日（金）に事業を停止し、11日に新潟地裁高田支部より破産手続き開始の決定を受けました。負債はおよそ3500万円です。

帝国データバンクによりますと、上新技建は、2012年2月に設立。事業用物件の内装工事を主体とした建築工事や、事業用地の不動産仲介を行っていました。事業用物件では、大手小売りチェーン、飲食店や複合型商業施設などの新築工事や改修工事に対応し、2015年12月期の年売上高はおよそ1億9500万円を計上していました。

しかしコロナ禍、2021年9月期の年売上高はおよそ4100万円に減少。2023年9月期の年売上高はおよそ1億3700万円を計上しましたが、損益面では欠損となり、財務体質は債務超過となっていました。

その後も受注件数は伸び悩み、厳しい資金繰りが続き、12月1日に事業を停止し今回の措置となりました。

なお、県内の今年1月からの企業倒産件数の累計は86件で、今年の倒産件数は過去最多だということです。