2023年12月06日 17:15更新
合併前上越市の小中学校の11月の給食で提供された「せんべい汁」の原料に、カビ毒の可能性がある小麦が使われていたことがわかりました。6日(水)現在、健康被害は確認されていません。
市によりますと、カビ毒が検出された小麦を原料にした煎餅は、「せんべい汁」として先月17日(金)に合併前上越市の中学校8校で2776食、先月20日(月)に合併前上越市の小学校26校で6671食が提供されました。1人あたり8から10グラムほど使用したということです。
上越市教育委員会によりますと、12月1日(金)に製造元から通知を受けた納入業者の新潟県学校給食会から、上越市に納入した給食食材の原料から食品衛生法の基準値を超えるデオキシニバレノール、通称カビ毒が検出され、使用した食材が自主回収の対象であると報告があったということです。
カビ毒が検出されたのは、岩手県二戸市にある有限会社志賀煎餅の「南部小麦かやき煎餅 割れ 1㎏」で、この原料の岩手県産小麦からデオキシニバレーノ―ルが検出されました。カビ毒が検出され、自主回収の対象になっている煎餅の賞味期限は、令和6年1月17日から2月22日で、市に納入された煎餅の賞味期限はこの期間に該当する令和6年の2月5日でした。
教育委員会によりますと、今月5日(火)までに、せんべい汁を食べた後に体調不良を訴えた児童生徒はおらず、健康被害の報告はないということです。教育委員会では6日(水)付けで学校を通じて保護者に周知するとしています。
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