2023年11月14日 04:00更新
全国でクマが出没し県内でもけが人が出るなか、妙高市杉野沢地区で動物が住宅地に近づかないよう里山の林などのヤブ刈りや枝打ちなどが12日(日)に行われました。
里山での作業は杉野沢地区の住民でつくる猪猿熊対策協議会が中心となって取り組みました。クマの被害を防ぐに里山の林などをジャングル化せずきれいにしておくことが大切です。
それによって動物が隠れる場所が減り人里に出てきにくい緩衝地帯、いわゆるバッファゾーンになります。
杉野沢猪猿熊対策協議会 高田保則 会長
「県内でもクマの被害が多くなっているが杉野沢地区はない。我々が地道ですがバッファゾーンを開設していることの効果がある」
この日は住宅や田んぼが点在する地域の杉林などでボランティア20人が杉の枝打ちや下草を刈りました。
協議会メンバー
「最初見通しが悪いところなどもありましたがきれいになりました。このようにやっていけば鳥獣なども入ってこないので地域の人も喜んでいる」
こうした取組みは12年前から始まりました。この日の作業には、協議会だけでなく妙高市の里山応援団のメンバーも協力しました。
杉野沢猪猿熊対策協議会 高田保則 会長
「高齢化や人口減少ということでなかなか人員が集まらないということで昨年から里山応援団の協力を得ているが非常に心強く感じています」
県は先月下旬「クマ出没特別警報」を出して警戒を呼び掛けています。
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