2023年10月31日 18:48更新
高田城址公園のお堀でことし咲いたハスの花の数は、約13万9000本と、去年と比べて2割ほど減ったことが分かりました。花の数を調べた市民団体では、減った理由は開花した6月から7月にかけての生育が悪かったためとみて、来年以降も調査を続けることにしています。
吉越正勝 会長
「去年と同じだろうと思っていた。去年とガラッと変わった『これは大変だ』」
ハスの花の数を調べたのは市民団体「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」です。会は去年から活動していて、ことしも南堀、西堀、北堀で花の数を1週間ごとに数えました。
ハスの花は4日間咲きます。会によりますと、開花は去年と同じ6月20日でしたが、その後の生育が悪く、7月16日には4700本ほどと、去年の同じ時期と比べ3分の1以下でした。その後は8月上旬にかけて花の数が増え、もっとも多く咲いたのは去年より1週間ほど遅い8月6日で、1万7500本ほどでした。
また開花から9月22日までの95日間で、南堀は約6万8800本、西堀は約2万4700本、北堀は約4万500本で、合わせて13万9000本ほどが確認されました。去年は86日間で16万5000本ほどでした。ことしは咲いた期間が10日ほど長かったものの、数は2割ほど減りました。
吉越正勝 会長
「(会の中では)4~5月の低温の影響と考える人もいる。ハッキリしたこと、確定的なことはまだ言えない。10年はデータが必要。(市との連携)密にしたい」
会ではハスに親しみをもってもらうため、来年度、ハスにちなんだイベントを開くことにしています。
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