2023年09月07日 07:56更新
上越市と妙高市で新型コロナウイルスの感染状況が、県の平均より高い状況が続いています。上越市内の保育園や小中学校の中には、登園自粛や学級閉鎖となっている所もあります。私たちは何を注意すればよいか、上越市栄町の塚田こども医院に話を聞きました。
上越保健所によりますと、上越市と妙高市の新型コロナウイルスの先月21日から27日までの患者数は、定点医療機関では1週間で233人、1医療機関あたりでみると、29.13人と前の週よりもわずかに0.12人減ったものの、県の平均21.84人を7人ほど上回っています。
上越市栄町の塚田こども医院では、新型コロナの患者が今週4日から6日(水)昼までに45人でした。医院では、7月中旬から増え始めたということで、塚田次郎院長は、このあとも増えるのではないかと話しています。
塚田こども医院 塚田次郎院長
「夏休み・お盆休みで少し減ったと思ったが、また8月下旬から増えてきた。2学期が始まり感染し合って集団発生している」
上越市では、6日(水)現在、公立保育園1園が登園自粛、小学校1校、中学校1校で学級閉鎖となっています。
塚田こども医院 塚田次郎院長
「コロナは基本的にかぜ症状、かぜの対処療法をする。子どもはそれだけで済む場合が多い。大人はのどが痛くて症状がとれないなど、いろいろなことが起こりやすい。医療機関を受診した場合は医薬品を。市販のものでも」
また、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人に、うつさないようにすることが大切だということです。
塚田こども医院 塚田次郎院長
「以前は家族は濃厚接触者として扱われていたが、今はない。ただし、伝染力の強い感染症なので気をつける必要がある。かぜ症状があり、コロナが疑われる場合は、ぜひ検査を受けてほしい。病院で検査を受けるか、市販のキットでも」
上越保健所では部屋の換気や手洗い、必要な時はマスクを着用するなど予防を呼びかけています。
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