2023年07月28日 13:51更新
上越地域の特産品を県外の人にアピールしようと、関根学園高校の生徒が今年の秋、東京の神田外語学院の中に期間限定の物産店を出すことになりました。27日(木)は一緒に活動する学院の学生とオンラインをむすび、販売する商品などについて話し合いました。
この取り組みは、上越地域の特産品を生徒自ら県外の人にアピールする体験学習として初めて企画されました。参加するのは、進学コースの1、2年生9人です。体験学習は店を出して商品を売るだけでなく、背景にある地域の食文化や伝統などを学ぶ狙いがあります。
金田大樹 教諭
「『食』をテーマに、普段目にしているもの、食べているものがどうできているかを知ることで、生徒に上越愛を育んでほしい」
参加する生徒
「自分が成長できるかなと興味持って参加した。上越はふるさとなので盛り上げていきたい」
店舗は、東京都千代田区にある専門学校「神田外語学院」の敷地内に、6日間の期間限定でオープンします。
関根学園と神田外語学院は、2018年からお互いの地域を行き来して交流を重ねてきました。店の運営には、学院の学生14人も参加して生徒をサポートします。
27日(木)は、販売する商品についてオンラインで 話し合いました。扱う商品は、上越ケーブルビジョンが東京有楽町で運営しているアンテナショップ「雪國商店」から仕入れる予定です。
神田外語学院では先週、教職員を対象に日本酒や笹団子パン、かんずりなど16品目の試食会が開かれ、この日はその感想などが報告されました。
神田外語学院の学生
「ミサの味噌ラーメンが圧倒的に人気だった。お酒は好みが分かれる。『至(佐渡市)』『かたふね』『鮎正宗』を出したが、この部分がいいというのが人によって違った」
一方、関根学園の生徒は上越の暮らしや食の特徴を紹介しました。
関根学園の生徒
「地元の農産物を使った料理が多く、郷土料理『へぎそば』や『のっぺ』が人気」
「新潟はラーメンが有名で、ラーメン屋とコンビニの数同じ。店舗数は全国2位」
このあと、生徒たちは話し合った内容をふまえて取り扱う商品を決め、来月中旬には生産者を訪ねて、製造工程や商品への思いなどを学ぶということです。
参加する生徒
「バイトもしたことがなく不安だが、楽しみの気持ちが大きい。住んでいる町の良さを都会の人に伝えられる機会はあまりない。上越に来たいと思ってもらえる店にしたい」
期間限定ショップは、10月2日から7日まで開かれる予定です。
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