2023年07月02日 04:00更新
上越産の小麦でオリジナルのパンやお菓子を販売している上越市南高田町の菓子店「小竹製菓」が、柿崎区で栽培している小麦を先月20日に収穫しました。
「サンドパン」や「笹団子パン」でおなじみの小竹製菓は、地元産の小麦でオリジナルのパンやクッキーを作ろうと4年前から柿崎区の農家に麦の栽培を委託しています。
今年は委託先の田中基輝さんと、小竹製菓と地場産小麦の利用を広めようと活動している団体「雪の下小麦会」のメンバーを合わせて10人で収穫時期を迎えた麦を刈り取りました。
収穫した小麦は上越でも育てやすい、雪や寒さに強い品種「ゆきちから」です。今回収穫した小麦は去年の秋に種を蒔いてもので、毎年6月に収穫しています。活動4年目の今回、作付面積は13アールで、300キロほどの収穫を見込んでいます。
委託先の田中さんによりますと、小麦の発芽となる5月頃に天候不順となって心配したが、小麦の品質はおおよそ順調だったということです。
小竹製菓代表 小竹孝雄さん
「上越で小麦が栽培されていることは、まだ多くの人に知られていません。この取り組みを多くの地元の人たちに知ってもらい、この取り組みをライフワークとして長く続けていこうと思っています。小竹製菓ではこの土地で作ったパンをこれからも販売していきたいと思います」
収穫した小麦は、上越産小麦100%のクッキーや全粒粉のパンとして、小竹製菓の店頭で販売することになっています。
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