2023年06月17日 11:12更新
上越市内の中山間地でヨモギを試験栽培しているJAえちご上越は、ヨモギの乾燥作業を板倉区の就労支援施設に委託し、農業と福祉の連携を進めることになりました。
ヨモギの栽培は農家の収入につなげようと、JAえちご上越が2年前から市内の中山間地の耕作放棄地などを活用して試験的に始めたもので、今年は牧区や大島区など市内4つの区で地元の農家と一緒に進めています。
このうち板倉区久々野では、地元のそば生産組合から田んぼ2アールを借りて栽培しています。ヨモギは、乾燥させてからモグサや栄養ドリンク、酒のジンの原料として、市内の企業に出荷することになっていますが、乾燥作業は人手が足りないことから、区内の就労支援施設「みやじまの里第一清心荘」に委託し、農業と福祉の連携を進めることになりました。
15日は収穫されたヨモギが施設に運ばれ、利用者15人がヨモギの葉を茎から取り分けました。
作業した人
「生まれて初めてやった。面白い」
上越市社会福祉協議会 南直樹支所長
「障がいのある利用者も初めてやった人が多い。一生懸命取り組んでいる姿がうれしかった。役割が生まれて地域につながっていくのは、やりがいに感じるのでは」
ヨモギは、このあと1週間ほど天日干して乾燥させます。この作業は8月上旬まで続きます。
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