2023年05月11日 15:35更新
「地球環境軍」の出陣じゃ~!
役所や学校の外壁にゴーヤのグリーンカーテンを育てて、県内9つの市がいわゆるカーボンゼロの達成度を競う「にいがた緑の陣」の出陣式が10日(水)に上越市で開かれました。
「にいがた緑の陣」は2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにする、いわゆるカーボンゼロをアピールするプロジェクトとして県などが企画しました。
今年度は、上越市を含む県内9つの市や町が参加して、庁舎や学校の外壁にゴーヤのグリーンカーテンを育てます。そのなかで、ゴーヤの収穫量や住民の参加度などをポイント化して達成度を競うというルールです。昨年度は県内5つの市が参加し、上越市が優勝しました。
プロジェクトのはじまりとなる出陣式に参加した自治体は、戦国時代の合戦になぞらえ「出雲崎軍」や「上越軍」などと名乗りをあげました。
上越軍 市職員
「今年から新しい地球温暖化対策実行計画を策定。新しい電気自動車を購入しイベントでPRをしている」
このあと、プロジェクトで使うゴーヤの苗が、各軍に20本ずつ配られました。苗は県立高田農業高校を含む県内の農業高校など5校の生徒が育てたものです。
高田農業高校3年 江口拓真さん
「この苗は私たちが丹精込めて育てました。地球温暖化防止に役立ててもらえればこれ以上の喜びはない」
ステージでは、越後上越上杉おもてなし武将隊がグリーンカーテンのメリットや効果を訴えました。
越後上越上杉おもてなし武将隊 宇佐美定満
「(グリーンカーテン)①涼しい ②光熱費削減 ③おいしい」
県地球温暖化防止活動推進センター 米田和広センター長
「(プロジェクトに合わせ)むだな電気を消すなどきっかけにしてほしい。より大きな力で温暖化対策の取り組みを広げていきたい」
プロジェクトは10月末まで行われます。上越市では高田城址公園オーレンプラザ、春日謙信交流館、そして上越市立高志小学校で、ゴーヤのグリーンカーテンを育てることにしています。プロジェクトの様子は「にいがた緑の陣」ホームページで紹介されることになっています。
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