2023年05月02日 17:29更新
花の心は地域愛!
上越市浦川原区の中猪子田地区で1万株をこえるシバザクラの花が見ごろを迎え、地元住民の憩いの場になっています。連休最終日の7日(日)には初めてのイベントが開かれ、シバザクラの苗が無料で配られます。
シバザクラが咲いているのは、浦川原区中猪子田地区の国道253号線沿いや市道沿いなどです。
ピンク、白、紫など7色、1万2000株あります。例年に比べて2週間ほど早く咲きました。
杉田修さん
シバザクラを植えたのは地元の杉田修さんを中心とした有志10人ほどです。
杉田さんは6年前、地区の住民からシバザクラを株分けしてもらったことをきっかけに、経営する会社の敷地や市道沿いの斜面などで雑草をとっては苗を植えてきました。そこには、高齢化が進んで雑草が目立っていた地域を花で元気にしたいという思いが込められています。
杉田修さん
「小さいころは地区はにぎやかだった。地元が衰退していく姿をみるのがいやだった」
花を育てる活動は少しずつ輪が広がり、今では地元の人たちが「癒される」というほど、憩いの場になっています。
株分けした住民
「ここまで広がるとは。(杉田さんは)毎朝4時から作業している。ほかの人にはできないこと」
杉田修さん
「きれいだと言われるとうれしいし活力になる。高低差が見所。声を掛けられるほどモチベーションがアップしていく」
花の評判をきいて去年のゴールデンウイークには、市内外から車が200台以上、多くの人が訪れたということです。
今年は連休の最終日7日(日)に初めて「芝桜まつり」を開きます。当日はキッチンカーが並ぶほか、シバザクラの苗を無料で株分けするポットづくり体験が行われます。
杉田修さん
「空き家があるけど、これをきっかけに町内にも目を向けてもらえたらうれしい」
「芝桜まつり」は7日(日)の午前10時から午後3時まで、会場は国道253号線沿いの猪子田郵便局前です。
※7日のまつりだけでなく、花を見る時は猪子田郵便局前にある駐車場に車を停めることができます。
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