2023年04月12日 17:18更新
爆発物の原料に使われるおそれがある肥料などを、大量に購入しようとする不審者への対応訓練が12日(水)、上越市のホームセンターで行われました。
訓練はG7広島サミットや関係閣僚会合が来月開かれることにあわせて上越市のひらせいホームセンター新井店で行われました。警察によりますと、爆発物の原料となるおそれがあるのは「尿素」や「硝酸カリウム」などの肥料をはじめ、瞬間冷却材、トイレ用洗浄剤、漂白剤などです。
訓練は、こうした商品を大量に購入する不審な客がいたという想定で従業員と警察官のあわせて10人が参加しました。
不審な客には警察官がふんし、従業員がレジで購入記録に記入するよう求めます。不審者は購入をあきらめ立ち去ります。
この間に別の従業員は、不審者の人相や特徴を確認したほか、乗ってきた車の車種やナンバーを控えて店長に報告。店長はすぐに警察に通報しました。
杉本隆店長は「なかなか経験できないことだったがうまくできた。このようなことにも気を付けて販売していかなくてはならないと感じた」と振り返っていました。
警察では「不審に感じたらささいなことでも通報してほしい」と協力を求めていました。
新潟県警の相場崇宏警部
「過去に他県で化学肥料から爆発物が製造されたことがあった。絶対テロを起こさせない共通認識を店と持てた。有意義だった」
警察ではテロなどを未然に防ぐため、今後もホームセンターやドラッグストアなどに協力を求めていくことにしています。
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