2023年04月04日 16:37更新
妙高市平丸地区の地域のこし協力隊に東京都の山口起麻(たつま)さんが着任し3日(月)、城戸市長から委嘱状が手渡されました。山口さんは大学で林学を学んだ経験を生かし「地域の環境を守りたい」と意欲を語りました。
妙高市の地域のこし協力隊に着任したのは、東京都出身の山口起麻さん30歳です。山口さんは東京農業大学で、林学や動物行動学を学んできました。妙高市には幼いころから音楽家の祖父に連れられて、何度も訪れていたということで、妙高市の自然に魅力を感じたと話します。
山口さん
「一番やりたいことは地域の環境の豊かさを守ること。人脈を形成して定住に向けて精一杯頑張りたい」
山口さんは今後、平丸地区にある寸分道集落に着任します。イノシシなどによる農作物被害の対策や環境整備のほか、イベントの支援や農道の草刈りなどに取組む予定です。さらに下平丸にある宿泊施設「深山の里」で提供するソバの栽培や宿のネット予約導入にも取り組みます。
城戸市長は「地域の人と一緒に汗をかいてほしい」と激励しました。
寸分道集落では現在、3世帯6人が暮らしています。山口さんの着任に地元住民も期待を寄せています。
寸分道集落に住む 浅井太助さん
「山口さん1人で(集落の)人数がすごく増える感覚。寸分道に定住してほしい」
山口さん
「(深山の里で)新商品を開発したい。ため池を活用してスジエビを養殖し(客に)提供したい」
山口さんの任期は最大で3年となっています。
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