2023年03月24日 14:17更新
高齢化率が45%という妙高市水上地区で中学生を含む地域住民が集まって、これからの地域づくりを考える学習会が21日(火)に開かれました。
学習会は新潟県と妙高市が開いたもので、中学生6人をふくむ住民37人が参加しました。水上地区の人口は2020年で1188人、高齢化率は44.6%です。
この日のテーマは「これからの地域づくり」です。学習会の講師には、全国各地で地域の課題解決を支援してきたNPO法人から斎藤主税さんが招かれました。
齋藤さんは「今後さらに高齢化が進む現実を冷静に受け止め、将来への備えを今から始めてほしい」と話しました。そのうえで「高齢者はできるだけ元気で活躍して欲しい、さらに中高年世代は、少数派の若い世代の声をていねいに聞いてほしい」と呼びかけました。
参加した人
「自分でも活路が与えられた感じがする。自治区の中でお互いに話し合いながらヒントを得てやっていくことが大事」
参加した中学生
「地域の中でも若い人が少ない。自分が大人になったとき、地域行事などに参加できれば」
「日常的な不満が解消することで大きな発展があると分かった。少しでも地域の活動につなげて大きな発展があるといい」
このあと、班に分かれて地域づくりに足りないものは何か、これからできることは何かなどを話し合いました。
参加した人
「人口を増やすのは無理。減ったなりの対応が必要」
「力を合わせてできることはやる。できないことは市に相談する。できることは地区全体で考える」
妙高市 地域協働推進係 丸山孝夫 係長
「具体的に話し合うのは地域の人が主体。市はサポートしていく形。今後、実のある話し合いや会議を重ね、これからの地域をみんなで考えたい」
水上地区では今後「地域運営仕組みづくり支援事業」が進められ、住民、県、市が一緒になって地域づくりに取り組みます。まずは、今年7月までに今回のような学習会や座談会が3回開かれることになっています。
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