2023年03月10日 19:05更新
今月2日、妙高市立新井小学校のスクールバスで運転手が男子児童1人を降ろし忘れる事案がありました。児童は最終的にバスの納車場所で発見され自宅に送り届けられたということです。児童にケガや体調不良はありませんでした。これをうけて、妙高市教育委員会はバスの運行業者に対し降車確認の徹底を求めたうえ、今後は置き去り防止装置を整備する方針です。
児童の降ろし忘れがあったのは今月2日(木)です。妙高市教育委員会によりますと、新井小学校の下校でスクールバスに乗っていた1年生の男子児童1人が午後3時過ぎ、バスが納車場所に着いたところで運転手によって発見されました。男子児童は車内で眠ってしまい、バスの運転手も児童が降りなかったことに気付きませんでした。
その後、ほかの停留所にいた地元の人がいつもは乗っていない児童に気付いて学校へ連絡しました。学校がバス会社に緊急連絡しましたが、運転中の運転手に連絡がつかないまま、バスが納車場所に着いたところで運転手が連絡に気付き、車内を確認して児童を見つけたということです。児童は体調などに問題がなく、バス会社が1時間ほど遅れて自宅まで送り届けました。
教育委員会によりますとスクールバスは最終停留所で全員が降りたかどうか確認することになっていますが、この運転手は確認しなかったということです。今回の事案は、発生から5日後の今月7日バス会社から教育委員会に連絡があってわかりました。教育委員会は10日(金)、このバス会社と最終停留所での確認や緊急時の連絡方法の見直しなどについて話し合ったということです。 こども教育課 松橋守課長
「市としても心配する事案、大変不安な思いさせてしまい申し訳ない。業者には直接指導注意をしたい、他の業者にもこのようなことがないよう文章を促したい」
妙高市では市立小中学校と特別支援学校あわせて12校のうち10校で、バス会社2社が31台のスクールバスを運行しています。
このうち、特別支援学校のスクールバスについては新年度から置き去り防止装置が整備されます。教育委員会はJCVの取材に対し、そのほかの小中学校については今後検討したいと答えました。
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