2023年02月27日 17:27更新

妙高市で活動している「あらいジュニア体操クラブ」から、メンバーの小学生2人が、県の代表として来月全国大会に出場します。

全国大会に出場するのは、新井北小学校4年の松澤茜さんと、新井中央小学校6年の西脇瑠花さんの2人です。2人は、去年11月に行われた県大会で、松澤さんが2位。西脇さんが3位にそれぞれ入賞し、全国大会への出場を決めました。

2人は妙高市の「あらいジュニア体操クラブ」のメンバーとして旧にしき特別支援学校の体育館で練習を重ねています。クラブが全国大会出場者を出すのは2017年以来2回目です。

松澤さんは身長が1メートル25センチと小柄ですが、背丈と同じ高さの「跳馬」を難なく飛び越えます。得意とする「床」と「平均台」の演技では、足先から指先まで体を大きく見せることを意識しているといいます。　

押木大是 コーチ
「クラブから全国出場選手が出て、ほかのメンバーにも刺激がある。松澤さんは自分の個性を理解していて、表現力が素晴らしい」

松澤茜さん
「（全国出場）びっくり、うれしくてたまらなかった。体が小さい分、大きく見せて『私はすごいでしょ』と天使の羽が開くように演技している。全国大会では、かわいく笑顔で最高の演技をしたい」

一方、6年生の西脇さんは小学校最後の大会です。今は全国大会にむけて、得意の「段違い平行棒」で難易度の高い技に挑戦しています。

 押木大是 コーチ
「西脇さんは、この一年で大きく飛躍した。寡黙で集中力があり、技の吸収力がいい。一生懸命に練習してすぐに習得できるのが強み」

西脇さんの成長に貢献したのが練習環境の改善です。クラブでは2年前の夏から、専用の器具をいつでも使える練習場所を確保しました。これによって練習量がそれまでの週3日から5日に増えて、メンバーの力が着実に上がったということです。

西脇瑠花さん
「できる技などがが去年より増えた。いつも緊張してしまうので、本番はいつも通りに演技したい」

全国大会は、来月27日に茨城県で開かれます。