2022年12月21日 12:29更新
去年1月の大雪で市民生活が混乱したことを受け上越市は体制を見直し、今年度から新たに「一斉屋根雪下ろし対応班」を設置しました。対応班は一斉雪下ろしの実施判断にあわせて、庁内26の課からただちに職員が集まり対応にあたります。
去年1月 一斉雪下ろしの様子
去年1月の大雪での一斉雪下ろしは、高田地区46町内のうち希望する35町内を対象に、およそ3000世帯で9年ぶりに行われました。市によりますと当時、空き家の雪下ろしについて持ち主の意向を把握できていなかったり、家の所有者が雪下ろしできない場合、誰が対応するのかなど、状況の把握や整理に時間がかかる事例があったということです。
市ではこうした状況を解消しようと、今年度から新しく専門の「一斉屋根雪下ろし対応班」を設置することになりました。対応班は、市長などを含めた協議で、一斉雪下ろしの実施判断が下されるのにあわせ、庁内26の課から副課長を中心に集まり、ただちに関係機関との調整に入るなど、よりスムーズな体制作りを目指します。
16日は本格的な降雪シーズンを前に、対応班による研修会が初めて開かれました。
それによりますと、従来の一斉雪下ろしを原則土曜日から始めていたものを、今年度からは水曜日から始めるパターンを加えることになりました。これに対し、出席者からは水曜日の場合は小中学校への対応をどうするのかなど質問があがりました。
学校教育課
「雁木がきれているところは(下ろした雪で)安全に通れる保障がない。場合によっては水曜、木曜は学校を閉鎖しないといけない」
都市整備課
「前回の場合は土日に下ろして月曜は排雪作業だった。平日だったがトラブルなく(町内会などで)上手にやっていた。子どもが来たときは作業止めるように徹底している」
今後はこの日の意見を踏まえ、それぞれの課でどのように対応にあたるかなどの調整を図るということです。
危機管理課 今井勝宗 課長
「前回の雪下ろしでは町内会も市役所も混乱があった。(今年度)雪下ろしになった場合は、前回の混乱、迷いがないよう活動できる。新たな問題が出てくれば解決に向けて対応していきたい」
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