2022年11月04日 16:02更新
買い過ぎて余ってしまった食料品などを必要としている人へ届けようと、県立上越総合技術高校が4日(金)、生徒や保護者から集めた食料品をフードバンクじょうえつに寄付しました。
この取り組みは、生徒に食品ロスを減らす行動を自覚してもらおうと、学校の保護者が文化祭に合わせて今回初めて行いました。4日は中川 誠一 校長とPTA会長の市村典章さんがフードバンクじょうえつを運営している「くびき野NPOサポートセンター」を訪れ、段ボール6つ分の食料品を寄付しました。
中身は賞味期限が最低1か月以上あり常温保存できる缶詰や調味料や乾麺などです。
食料品は、買い過ぎてしまったものや食べきれなかったものを、生徒や保護者が登校時や放課後などに10日間かけて集めました。
PTA会長 市村典章さん
「消費してもらうことでフードロスもなくなっていく。物価高のなか食品の値段も上がっている。生活保護の家庭などにも有効活用してもらえれば」
中川校長
「この取り組みを通じて食品ロスや貧困問題について考え行動するきっかけになれば」
くびき野NPOサポートセンター 近藤尚仁 事務局長
「利用者の状況を見て渡せるような物が入っていてありがたい。イベントの時は並べて利用者に選んでもらうので、喜んでもらえると思う」
寄付された食品は、くびき野NPOサポートセンターが毎月開いているイベントなどで、ひとり親世帯や生活困窮世帯に配られることになっています。現在フードバンクじょうえつには、上越市、妙高市、糸魚川市のひとり親世帯など、およそ300世帯が登録していて、食料品は、月に15世帯ほどに配られているということです。
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