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妙高市初のふるさとワーホリ 長野県出身の学生が農業体験

2022年10月12日 13:41更新

働きながら地域の暮らしや魅力を体験する「ふるさとワーキングホリデー」を利用して、長野県出身の学生が妙高市で農業に取り組んでいます。

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長野県白馬村出身の辻桃花さん21歳です。ふるさとワーキングホリデーは国の事業で、学生や会社員が一定期間地方に住み、働いて収入を得ながら住民と交流を深めるものです。受け入れ側には都会などからの移住、定住に繋がるメリットがあります。妙高市では辻さんが受け入れ第1号となりました。

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辻さんは琉球大学で2年間、観光や経営を学んでいました。しかしコロナ禍によるオンライン授業になじめず、休学して、車中泊での日本一周や関西の企業でウェブサイト制作などに挑戦しました。その後、農業をやってみたいと妙高市のワーキングホリデーに応募。10月3日から農業法人「米ファーム斐太」(妙高市十日市)で2週間、じゃがいもなどの出荷作業やアスパラ菜の栽培などに取り組んでいます。

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辻さん「食べ物が好きなので、スーパーに並ぶ野菜がどう店頭に来るか、触れてみないと想像がつかないので体験したい気持ちがあった。市場へ出荷作業したときに並んでいる野菜を見て、これだけの農作業があってこの値段かと生産者の苦労が知れたのが大きい。見方が変わって、世界が広がった」

米ファーム斐太 阿部剛代表取締役
「私たちがわかることをお伝えしたいし、逆に農業は狭い世界なので刺激を受けて、外から来た人が持つものをお互い交換できれば。今後もこの制度を活用してどんどん来てもらいたい」

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辻さんはファームのほかにも、新井南部にある農家民宿「こつぼねの家」に宿泊しイネの手刈りなどを体験しました。辻さんは今後の進路は決っていないながらも今後も地域と交流を重ねたいと話しています。
Still1012_00003 (1)辻さん
「地域に住む人たちと話して仲良くなるとまたここに来たいと思う。お世話になった感謝も含めて、地域を身近に感じる。自分の中のふるさとが1つ増えたみたい。将来のやりたいことは定まってなくて、若者あるあるで自分探し中だが、いずれは起業したいと思っている。いつかこの地域に還元できれば。関わっていきたい」


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