2022年09月05日 15:43更新
詩吟にあわせて舞う伝統芸能「剣詩舞」の全国大会に、上越市立城北中学校3年生の上竹美聖さんが初めて出場します。大会前、稽古に励む様子を取材しました。
全国大会に出場するのは、城北中学校3年生の上竹美聖さんです。
剣詩舞は、詩吟の節回しにあわせ、刀や扇を使って舞う伝統芸能です。上竹さんは、4歳のときに初めて見た「越後上越上杉おもてなし武将隊」の演武に憧れて、小学3年生から剣詩舞を始めました。現在は、上越市で活動する「藤尾流舞踊会」に所属し、稽古を重ねています。
今年は、7月に行われた東北地区大会で優勝し、初めて全国大会への切符をつかみました。
上竹さんは「これまで県外の大会には出たことがなく緊張していたが、練習以上のことが落ち着いてできて優勝でき嬉しかった」と振り返ります。
大会では、扇を使う「詩舞」の部門に出場。「天の橋立」の情景を詠んだ演目を舞います。ポイントは、波が穏やかな海で遠くに鐘の音が聞こえる様子をうまく表現することです。
上竹さんを指導している藤尾志寿輝さんは、上竹さんの舞いは、素直な性格が表れていると話します。
藤尾志寿輝さん
「始めてから年数もまだまだで上級者と比べて欠点もあるが、全体的に見てきれい。『好き』という気持ちから上達しているのだと思う」
上竹美聖さん
「(剣詩舞は)刀や扇でいろいろなものを表したり、目線で情景を見せるところが好き。全国大会は入賞できるように頑張りたい」
また藤尾さんも、3度目となる全国大会に出場します。今後は指導や若者の育成に尽力するということで、大会に出場するのは今年で最後ということです。
藤尾志寿輝さん
「人に見てもらい、いい踊りだったと評価がもらえれば一番。自分らしく躍って終わりにできれば」
全国大会は、9月18日(日)に東京都で行われます。
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