2022年05月25日 18:28更新
妙高市は5月29日の新潟県知事選挙に合わせ、25日、1日限りの期日前投票所を山間地の3か所に初めて設置しました。この地区では高齢化が進んでいて、投票を済ませた住民からは「便利になった」という声が上がりました。
1日限りの投票所が初めて置かれたのは、新井南部地域の上小沢、大濁、坪山の3つの地区です。このうち上小沢地区では、午前10時から投票を受け付けました。
投票所では、受け付けに市役所とオンラインでつないだパソコンが設置され、訪れた人はパソコン越しに名前を呼ばれて本人確認を済ませたあと、投票しました。この投票所は1時間開設され、10人が利用しました。
3つの地区で期日前投票する場合は、これまで最も近いところが11キロ離れた市役所でした。
投票者
「自宅から歩いて2分ほど。近くて便利。子どもがいるので、投票日の予定は子ども優先になるから」
市の選挙管理委員会によりますと、去年10月の衆議院選挙で期日前投票をしたのは、全体の投票者の約3割でした。しかし、3つの地区に限ると約2割にとどまっています。また高齢化も進み、この日は手押し車や電動カートを使って投票に訪れた人もいました。
投票者
「期日前投票は初めて。近くて1人で来られるから」「高齢の人たちにとって投票しやすくなるのでは」
妙高市選挙管理委員会 長谷川賢治書記長代理
「オンラインで手続きができる環境が整ってきた。高齢化を迎える山間地には有効な手段。車で移動しながら事務ができる『移動市役所号』を整備中で、車で投票できる環境を制度として使いたい」
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