2022年05月13日 13:08更新
来年の春卒業予定の高校生の採用を予定している企業を対象にした求人説明会が12日に上越市で開かれました。コロナ禍でも人材を求める傾向が高いことから、ハローワークでは早めに求人を出すよう呼びかけています。
説明会には去年より多い234社が参加し、採用担当者などが求人にむけた日程や申し込み手続きの説明を受けました。ハローワーク上越では、来年の春に上越市と妙高市の高校を卒業予定で、就職を希望する高校生は418人と見込んでいます。例年の流れでは、その7割ほどが上越市と妙高市の企業に就職すると見ています。
今年春の高校生の求人倍率は2.48倍で、前の年より高くなり、コロナ禍の影響から回復してきているということです。
ズハローワーク上越の伊藤守泰次長は「ゆっくりと構えていては、後れを取ってしまう恐れがある。採用基準に見合う人材を確保するためにも、早い時期に求人申し込みが肝要」と呼びかけていました。
参加した企業のうち、7割近くが建設業や製造業でした。
参加企業からは「どうしても新規学生を入れないとどんどん高齢化する。新しい人を入れないと企業が続かない」といった声が聞かれました。
また「例年高校生は思うように採用できているが、コロナでインターンシップができていないのが残念。アットホームな会社、長く勤めてもらいたい」「採用は少し抑えているが継続する。高校生はまじめで協調性がある。地元で長く勤めたいという高校生を募集したい」といった意欲的な声が聞かれました。
求人申し込みの受付は来月1日からはじまり、7月1日から求人情報が高校生に公開され就職活動が本格化します。
伊藤守泰次長は「生徒が第一次応募先を決めるのは7月から8月。間に合うように求人を出すと、生徒が検討する時間が十分持てる」と話していました。
ハローワーク上越では7月7日に高校生への企業説明会を開きます。参加枠は95社です。申込締め切りは来月14日です。詳しくはハローワーク上越までどうぞ。なお、就職試験は、9月16日からはじまります。
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