2022年05月12日 15:13更新
経営悪化で閉鎖した三和区の「三和ネイチャーリングホテル米本陣」について、上越市が有料老人ホームへの転用を検討していることが分かりました。これは、関東を中心に老人ホームなどを展開するアグリケアからの提案を受けたものです。提案ではホテルの温浴施設を一部、一般開放するなどとなっていて、市は来週18日に三和区で今後の方針について住民説明会を開くことにしています。
上越市では閉鎖した三和ネイチャーリングホテル米本陣のホテル部分について、民間貸与または譲渡する方針を打ち出していました。
今回、提案を受けたアグリケアは関東を中心に老人ホームなどを展開していて、令和2年7月からは米本陣の隣にあるログハウスを活用して訪問診療などのサービスを提供しています。
市では、そうした実績を踏まえ、ホテルを有料老人ホームに転用する提案は高齢化社会のニーズに合っていると評価しました。
提案の中でアグリケアは、ホテルにある温浴施設を午前中は老人ホームの入居者が利用し、午後は一般開放するなどとしています。また、新たな地元雇用やⅠ・Uターンの採用も予定しています。
市の担当者は、今回の提案の実現には地域住民の賛同がえられるかどうかが鍵となると話しています。
提案については、すでに三和区の地域協議会への説明は終わっていて、来週18日(水)に住民説明会が開かれます。
場所は三和コミュニティプラザで午後6時半から。定員は80人です。事前に三和区総合事務所への申し込みが必要です。
なお、米本陣の近くにある米と酒の謎蔵と味の謎蔵は、既にアグリケアが購入済みで、今後は有床診療所とリハビリセンターに整備し、在宅医療を提供する考えです。
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