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直江津港ボート転落事故 救助した2人に感謝状

2022年05月10日 15:00更新

4月に直江津港で発生したボートの転覆事故で、海に投げ出された人を素早く救助したとして、上越市の2人の男性に上越海上保安署から感謝状が9日に贈られました。

海上保安 感謝状5

感謝状が贈られたのは上越市に住む堀口尚裕さん36歳と、科澤亮一さん68歳の2人です。

感謝状2

転覆したプレジャーボート

上越海上保安署によりますと4月22日の午前10時頃、直江津港の火力発電所ちかくでプレジャーボートがバランスを崩して転覆しました。

感謝状

ボートには、市外から釣りに来ていた58歳と80歳の男性2人が乗っていて転覆と同時に海に落ちました。

そのうち、ひとりはボートに、ひとりは発電所の桟橋にしがみついていたところ、たまたまミニボートで通りかかった堀口さんがみつけました。堀口さんのボートは、小さくて人を乗せられないため近くでプレジャーボートに乗っていた科澤さんに救助を求めました。科澤さんは、桟橋につかまっていた80歳の男性をボートに乗せ海岸まで運びました。

感謝状3

科澤 亮一 さん
「助けてほしいと聞きすぐに向かった。(要救助者は)胴長を履いていた。なかなか引き上げられない。横になって水を出してもらい力を合わせて引き上げた。(過去にも)経験していた。早く救助できてよかった」

もう1人の男性は、自力で船に上がり自ら118番通報。駆け付けた海上保安署の船に救助されました。2人は救命胴衣を着用していて、ケガはなかったものの事故当時の水温は12度。海上保安署によりますと、1 時間ほどで意識を失う水温だということです。

海上保安 感謝状2

9日は、迅速な対応が人命救助につながったとして、上越海上保安署の青木 弘市 署長が2人に感謝状を手渡しました。

上越海上保安署 青木弘市 署長
「海中転落から約30分で救助してもらっている。迅速な救助に感謝している」

堀口さんは上越消防局の消防士で、普段から人命救助に尽力しています。

感謝状7

堀口 尚裕さんは「救助するまでの時間短縮やすぐに118番通報をするなど、もっと速やかに救助できたと反省している」と行動を振り返りました。

青木署長は、小型ボートは波風の影響を受けやすいとして天気が良くても油断しないよう注意を呼びかけています。

感謝状8

上越海上保安署 青木弘市 署長
「少しでも波風を感じたときは出航しない判断をするのが一番の事故防止。出航するときにはライフジャケットの着用、防水のスマートフォンなど連絡手段の確保。オールで戻ってこれる範囲(約1㎞)での行動、バランスを崩すような行動をしないなど注意してほしい」 

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