2022年04月15日 16:54更新
上越市の水墨画家 笹川春艸さんが14日(木)、上越市立大町小学校の6年生を前に水墨画を描くパフォーマンスを披露しました。
この授業は6年生担任の内藤寿一教諭が、笹川さんが中学校の教員を務めていた時の教え子だったことから実現しました。
笹川さんは縦135センチ、横70センチの紙に、菖蒲や藤、ツバキの花、そして妙高山を次々と描いていきました。
馬の毛を使った筆は、長さ30センチほどあります。
この筆の使い方について笹川さんは「小さい筆では、すぐに色や水が切れる。馬の毛は大きい作品を描く時に使うと、水や墨を多く含んで描きやすい。筆の太さは水の分量をどうするかで決める」と話しました。
笹川さんは、児童からの質問に答えて、水墨画は描き直しができないため、描く前に図柄をイメージして筆を運ぶと話しました。
児童
「説明もしながら、きれいに描いていた。細かい作業が見られてすごいと思った」
「あのように絵を描くのは、むずかしいと思った」「だんだん完成図が見えてきた。普段できない経験で良かった」
水墨画家・笹川春艸さん
「実際見て興味を持ってもらうのが第一歩。その機会をもらえてうれしい。上越は水墨画の自然環境が揃っている。水墨画を地元の芸術して継続して」
この作品は校内に展示されることになっています。
笹川さんは84歳、みごとな筆運びでした!
なお、上越市本町5丁目のギャラリー祥では、今月17日まで笹川春艸さんの60回目の個展が開かれています。
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