2022年03月06日 19:02更新
県内の幼稚園、保育園児、小中学生を対象にした絵画と版画のコンクールの特別賞を集めた作品展が上越市立高田図書館、小川未明文学館ギャラリーで開かれています。
コンクールは上越美術教育連盟が毎年開いているもので、今回は絵画が10624点、版画は7067点の応募がありました。このうち特別賞として絵画部門の牧田賞に14点、準牧田賞に31点、版画部門の村山賞に14点、準村山賞23点が選ばれ、会場に展示されています。
これは牧田賞に選ばれた明治小6年の松縄はるのさんの絵画「心ときめく時間」です。図書室で本に囲まれながら、読書にふけるシーンを描いていて、窓から差し込む光が優しい雰囲気を感じさせると評価されました。
これは村山賞の安塚小5年の小町直和さんの版画「雪を飛ばすロータリー」です。夜間の除雪車を版画で描いたもので、雪国の日常を豊かに表現しています。
上越美術教育連盟の石川清春会長は「どの学校も地域学習を一生懸命やっていて、そういうのを題材にしていることがある。子どもたちは日ごろの元気さや感動したことを、のびのびと表してくれた。コロナ禍に負けない気持ちがあってよかった」
「作品の中に所々マスクした顔があるが、目で表情がわかるので子どもたちの観察力はすばらしい。作品を見ることで子どもたちの世界をいろんな人に見てもらいたい」と話していました。
新潟県児童生徒絵画・版画コンクール特別賞作品展は今月14日(月)まで高田図書館小川未明文学館市民ギャラリーで開かれています。
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