2021年11月17日 17:02更新
本格的な冬を前に17日、上越市の除雪出動式が行われました。市では除雪用の機械を10台増やして対応にあたります。
上越市が除雪する市道は全線の6割にあたる1766キロ、歩道は5割にあたる153キロです。これは例年どおりです。また、除雪用の機械は昨年度より10台増やして466台、事業者は4社増えて104社です。新たな機械の購入費は2億7000万円です。
機械、事業者ともに増えた理由は、これまで事業者によっては過度な作業を担当していた状況があり、それを改善するためです。
17日は除雪車の出動式が行なわれ、作業を請け負う事業者8社が出席しました。除雪対策本部長を務める野口副市長は「昨冬は高田の最大積雪深、2メートル49センチの豪雪になった」とふり返り、大雪を踏まえ除雪への協力を呼びかけました。
続いて事業者を代表して第三建設の代表取締役社長、宮本尚紀さんが「いつ豪雪になるか分からない。万全な除雪体制の確保が必要。気象情報、積雪状況の的確な把握を強化し、迅速かつ行き届いた除雪を実施する」と決意を述べました。
この後、市が購入した除雪機械10台が事業者に貸し出され、次々と出発しました。
野口副市長
「今年1月11日、2メートル49センチの豪雪になった。それ以前に道路脇には除雪した山が残っている。道路除雪しても雪の押し場がない。いざというときは排雪する覚悟」
市では除雪対策本部を来月1日に設置し、3月末まで除雪に対応することにしています。市によりますと今年度の除雪業者が増えた一方、オペレーターの高齢化により1社が撤退したということです。
市では人材不足を補うため、オペレーターが慣れない道でも、安心して除雪できるナビシステムを導入し、春日地区の除雪に活用することにしています。
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