2017年07月12日 17:15更新

フランスで初めて開催された日本酒コンクール「KURA MASTER」の審査が6月に行われ、上越市の頚城酒造と妙高酒造の銘柄が金賞に輝いた。

KURA MASTERは、フランスのパリで行われた日本酒コンクールで審査員は全員フランス人。フランスの歴史的食文化“食と飲み物の食べ合わせのマリア―ジュ”を、日本酒と食という観点から審査し、フランス市場で日本酒をアピールする場を提供する。コンクールでは550本の日本酒から、プラチナ賞58本、金賞123本が選ばれた。

純米部門で金賞
頚城酒造「越路乃紅梅 越淡麗 純米吟醸」

蔵人栽培の越淡麗を100％使用し、上品且つ華やかな香りと旨みを引き出すべく、低温発酵で醸した純米吟醸酒。一切の濾過精製をしていない無濾過、瓶燗一度火入清酒。

「今回初めて、フランスでのフランス人による日本酒のコンペティションに参加しましたが、文化や背景が違う人達にも、柿崎の地酒としての魅力を伝えることができたことをとても嬉しく思います。今後も、より旨い酒造りを追求し、日本国内はもとより、広く世界に故郷の魅力や可能性を発信できるよう努力をしてまいります」

頚城酒造：新潟県上越市柿崎区柿崎5756

純米大吟醸部門で金賞
妙高酒造「純米大吟醸 妙高山」

上質な酒造好適米を用い、伝統的な瓶燗火入れと低温熟成で、芳醇な吟醸香と米の旨みを閉じ込めた上品な味わい。

「フランスでも高評価をいただいたことを嬉しく思っております。当蔵の代表銘柄は郷土の秀峰「妙高山」の名を冠しており、国内はもちろん、国外へも日本酒の販売や発信を行うことで、少しでも郷土のPRとなることを、従業員一同、誇りに思っております。さらに多くの方に楽しんでいただけるよう、さらに多くの方に「妙高山」を知っていただき、愛していただけるよう、さらなる高みを目指して、努力していく所存です」

妙高酒造：新潟県上越市南本町2-7-47