2021年09月28日 04:00更新
この秋、ツキノワグマのエサとなるブナやクリの実が不作または凶作となる見通しであることが分かりました。県は、クマが人里に出没する可能性が高いとして注意を呼び掛けています。
県は、今年7月と8月に、ブナやクリなど5種類の樹木の実のなり方を調査しました。それによりますと、上越地域では、ブナ、ミズナラ、コナラが不作から凶作、実をつけないか、わずかという見通しであることが分かりました。また、人里に近い地域にあるクリやオニグルミは平年並みか不作でした。
こうしたことから県はクマが人里に近い里山に出没する可能性が高いとして注意を呼び掛けています。
今年5月 上越市五智
県によりますと、ブナが不作だった去年9月から11月のクマの目撃情報は1436件と、過去10年で最も多くなりました。1年間の人的被害は17件でした。また、上越市と妙高市では、今年4月から今月24日までのクマの目撃情報が66件となっています。
提供:新潟県 頭・首・腹を守る態勢
山に入るときは、県のホームページでクマが出没した場所をチェックしたうえ、単独行動を避ける。音の鳴るものやクマよけスプレーを携帯する。万が一、クマに遭遇した場合は刺激せず、頭・首・腹を守る態勢をとるよう注意を呼び掛けています。
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