2021年09月03日 09:35更新
佐渡市の有形文化財に指定されいている佐和田地区二宮神社能舞台。毎年定例で行われている薪能が、今年は先月21日(土)に無観客で披露されました。舞台の周囲に薪に火が灯され、演目の解説の後に曲が始まると、会場は幻想的な空気に包まれました。
二宮神社の薪能は新型コロナウイルスの影響で、去年は中止を余儀なくされましたが、今年は無観客で行われました。その様子は、インターネット動画配信サイトYoutubeのチャンネル「SADOMUNNE」で後日オンライン配信されます。
今回演じられた演目「井筒」は、旅の僧が在原寺を訪れた際、一人の里女と出会うところから始まります。その里女が実は在原業平の妻の霊であり、舞を踊る自分の姿を井筒の水に映して業平を懐かしむという物語です。演目について宝生流師範の祝忠生さんは「動きは少ないが、秋の古寺にふさわしい曲です」と話します。
二宮神社薪能実行委員会委員長の山本茂夫さんは「本当はお客さんを入れて開催するのが良いが、去年できなかったので今年開催できてよかった」と話しています。なお、配信については詳細が決まり次第、さどの島銀河芸術祭または佐渡観光ナビのホームページでお知らせするということです。
佐渡テレビジョン
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.