2021年08月19日 16:01更新
ご近所の底力!
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、上越警察署は市内のコンビニエンスストアの店長夫妻に19日、感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは上越市頸城区天ケ崎にあるローソン上越日根津店の下間健司店長と妻の朝美副店長です。警察によりますと、先月31日、70代の男性が店を訪れ、「2000円分のプリペイドカードを購入したい」と申し出ました。
不審に思った下間副店長が使い道を聞いたところ、「10億円が当たったから受け取りのためにポイントを買う」と話し、携帯電話のショートメールに届いたメッセージを見せたということです。副店長はただちに詐欺を疑って男性に説明し、たまたま店を訪れた警察官に説得してもらって、被害を未然に防ぎました。下間店長は「いつも来ている常連客が買い物にきたが、普段ギフトカードなんて買わない方だった。従業員にギフトカードくれと言っている時点でおかしい。そこで気付いたというかなんか怪しいとなった」と話しています。
店では、年配者を中心に1万円以上のギフトカード関連の購入希望者には声掛けするよう日頃から注意しているということです。上越警察署管内で特殊詐欺被害を未然に防いだのは今年3件、額は38万円3000円ということです。下間店長は「一見さんが来てギフトカード欲しいとなっても、我々としてはなかなか止めようがない。常連さんには引き続き声掛けすると共に、引っかからないでくださいとしか言えない。皆さん気を付けてほしい」と話していました。
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