2021年08月16日 17:27更新
今週21日から始まる謙信公祭を前に、上杉謙信の遺徳をしのぶ祭典が16日、春日山神社で行われ、謙信ゆかりの躰術が2年ぶりに披露されました。
祭典は毎年8月16日に行われています。今年は関係者20人あまりが参列し、玉串を捧げ、謙信の遺徳をしのびました。
このあと謙信ゆかりの正伝長尾流躰術の演武が披露されました。去年はコロナ禍で演武ができなかったため、2年ぶりです。
この躰術は謙信が武田信玄に対抗するため家臣に考えさせたものです。江戸時代に加賀藩に伝わり、現在は石川県や金沢工業大学の躰術部に伝承されています。演じたのは金沢工業大学3年生4人と指導者2人です。相手の攻撃に合わせて身を守るのが特徴で、抜刀術では甲冑を着ている相手を想定し、相手の攻撃に合わせてわきの下を切りつけます。
このほか上杉おもてなし武将隊の演武なども披露されました。
上越観光コンベンション協会の山田知治会長は「コロナ終息の見通しが立たず、謙信公祭は規模を縮小するが、市民には義の心に触れてもらいたい」と祭りの安全を願っていました。
JCVでは22日(日)に春日山神社境内で行われる謙信公祭のステージイベントを中心に午前9時から生中継します。また地域情報サイト「上越妙高タウン情報」で同時配信します。ぜひご覧ください。
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