2021年06月26日 16:57更新
上越市の64歳以下を対象にしたコロナワクチンの接種が来月から本格化します。一方、国は23日、自治体の大規模接種と職域接種の申請受付を一時休止すると発表しました。上越市の64歳以下の対象者はこれまでの高齢者より多い11万人です。接種はスムーズに進むのでしょうか? ワクチンの供給や接種の進め方など、今後の流れについて、市のワクチン接種事務室、大瀧早苗室長にききました。※インタビューは24日に実施
大瀧室長
「(おととい22日)大臣の大規模会場の新規受付け休止の発表を受けて、問合せは来ているが大丈夫ですよと伝えている」
大瀧室長によりますと、ワクチンは2週間に1回、国や県から供給量が示され、市ではその都度どのくらいの人数が接種できるか計算しているということです。
集団接種と個別接種は、ファイザー製が使われています。7月分は確保されている一方、8月、9月に関してはまだ連絡は無いということです。
大瀧室長
「ファイザーだけとなってくると、8月、9月の入りの連絡来てないので、どれくらい来るかは心配だが、7月分と同数が入ってくれば問題ない。足りなくなった場合には日程を後ろにずらしていくのか、モデルナが入ってくるのであればモデルナにするのかも今後考えていかなければいけない」
集団接種は高齢者同様、日時と会場は市が割り振る指定制となります。日時を変えたい場合や個別接種にする場合は、連絡が必要になります。
市では今回、手続きをスムースにするため、64歳以下を対象に、パソコンやスマートフォンからアクセスできる予約システムを新たに取り入れました。導入に至っては、これまでの行政経験を生かし、医師会と相談して作り上げたということです。
大瀧室長
「いろんなシステム会社から導入どうですか?という話があったが、市では健康診査のシステムを運用していた医師会と相談する中で、これを応用するのがいいと医師会のSEに伝え、医療機関の先生方の意見を聞いて作った。システムは医療機関側からも見られる。いまどれくらいの予約状況かもわかるし、市民も操作しやすい。医療機関側も見て理解しやすい双方の視点で作ったもの」
一方、県と市はユートピアくびき希望館に大規模接種センターを設置します。対象は職域接種として、従業員20人以上の企業などの従業員です。市では、早く接種を受ける必要がある人は、できるだけ大規模接種センターでの職域接種を選んでほしいと呼びかけています。
大瀧室長
「働いている方の大半が大規模接種センターに流れてもらえると今の予定通りいける。働き世代は7月24、25日からなので1か月近く市の集団接種よりも早く打ち終えることができるので、大規模接種は大きなメリット。企業の皆さんは早く打ちたいのなら大規模を申し込んでほしい」
大規模接種センターでの職域接種を希望する場合は、勤務先からの案内を受け取った後、接種券の情報をもとに予約システムで手続きをすることになります。
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